こども心理学部と専門領域の関連性、可能性

2016年10月7日 投稿者:渡辺 千歳

もしも仮にあなたが東京未来大学こども心理学部こども心理専攻の2年生だとすると、12月頃までに卒業論文で何を研究したいかを漠然とでもいいから考えて、3年生から所属するゼミを選ばなければなりません。でも、専門科目の授業が始まっているとはいえ、まだ2年生の秋学期だからどんな研究ができるのかよくわかりませんね。そこで、こども心理専攻では直接ゼミの希望を出すのではなく、今自分が卒論でやりたいこと、関心があることを述べたうえで、関心がある専門領域を選んで希望を出すという方法をとっています。

こども心理専攻には現在専任の教員が15名いて、便宜上次のような領域に分かれています。人の一生に起きる様々な変化を扱う『発達』、その中でも子ども時代の心の傷や障害などの問題を扱う『発達臨床』、子どもに限らず心の問題を抱えた人を対象とする『臨床』、対人行動を実験や調査によって明らかにする『社会』、記憶や思考の仕組みを解明する『認知』の5つです。

そもそも心理学の研究領域は広く、○○心理学会という心理学者の学術的集まりはいくつもあり、そのいくつかがまとまりとなっている日本心理学諸学会連合という団体には50を超える学会が加入しています。この連合が実施しているものに心理学検定があります。心理学の全領域が10科目に分類されていて、それぞれの科目の知識を問う試験が行われます。

東京未来大学は毎年受験者が多いので、団体受験会場となっています。いわゆる心理学科であるこども心理専攻の学生だけでなく、こども保育・教育専攻の学生も希望すれば受験して、1年生でも2級に合格しています。10科目全てに合格すると特1級となります。なかなか大変なことですが、今までに1名だけ4年生で取得した人がいます。大学での学びを生かして心理学検定を目指すという楽しみ?もありますよ。

 

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渡辺 千歳(Chitose Watanabe)
プロフィール
専門:発達心理学
略歴:お茶の水女子大学大学院博士課程修了。保健相談所の1歳6か月児ことばの相談や、足立区立保育園での発達支援児巡回相談など子育てや保育における発達臨床に携わっている。臨床発達心理士。