第60回 自己分析にはまず一歩踏み出す勇気と行動を

投稿者:篠崎 雅春

就職活動では自己分析、業界・企業分析、他の競合する学生の分析が必要なことは、第7回のこの欄「”就活”に不安を覚える高校生の皆さんへ ~就活は自分のマーケティング―3C分析をしてみよう~」に説明しましたのでご覧ください。

http://blog.tokyomirai.ac.jp/m/?p=80

今回は自己分析をするためには学生時代にどのような準備が必要かということを説明したいと思います。

 

自分を知るには必死になって何かに取り組む経験が必要です。それは運動部での活動、大学での学問研究、ボランティア等の課外活動などなんでもかまいません。そういった自分で決めたことをやり遂げるにはいろんな困難があると思います。たとえば運動部だと、いくら頑張ってもレギュラーになって試合に出られないなどです。様々な納得のいかないこと、理不尽と思われることにも遭遇すると思います。ただ、こういった活動を通して、自分がどのようなことだったら理不尽に耐えられるかなど、自分の限界も知ることができます。そのことによって、自分がどのようなこと、環境だったら力を発揮し、頑張れるか、どのようなことには無理なのかがわかります。

 

私は学生にいろいろな活動の機会を提供し、誘っていますが、「今はそんなことができる実力がありませんので、実力がついてから機会をください」と言う学生もいます。そういった学生はその後も力がつきません。チャンスがあればまず行動することが大切です。また、就活生になって初めて私のところに来る学生がよくする言葉に「せめて一年前に先生に会えていたら…」というのもよく聞きます。そんな時は「一年前だったら捉まえていた?」と聞き返します。ほとんどは「その時は気づかなかった」と返ってきます。

 

「チャンスの前髪」という言葉があります。チャンスの神様には前髪しかなく、後ろ髪はない。つまり、躊躇している間にチャンスは逃げて行ってしまうということです。また、「棚からぼたもちを得られるのはその下にいる人だけ」という言葉もあります。チャンスがどこにあるかアンテナを張っている人だけがチャンスを得られるということです。まずは一歩踏み出す勇気をもって飛び込んでみる。そして、チャンスがどこにあるかアンテナを張っておくということがいい経験を積みためには大切だということです。

 

ただし、注意しなくてはならないのは、決して傍観者、評論家であっては力がつかないということです。積極的に深く関わり、責任を持って取り組む当事者になることが大事です。

最後にそのことを歌った歌手中島みゆきの『ファイト』の歌詞の一部を紹介したいと思います。CMなどにも使われているのでご存じのみなさんも多いと思います。

 

ファイト! 闘う君の唄を

闘わない奴等が笑うだろう

ファイト! 冷たい水の中を

ふるえながらのぼってゆけ

 

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篠崎 雅春(Masaharu Shinozaki)
プロフィール

専門:マーケティング

略歴:慶應義塾大学法学部、慶應義塾大学大学院経営管理研究科卒業。凸版印刷消費行動研究室、たくぎん総合研究所経営コンサルティング部、道都大学経営学部をへて、2012年より現職。