第76回 第4次産業革命時代にも勝ち残れるモチベーションの学び

投稿者:篠崎 雅春

 ダーウィンの進化論には「適者生存」という概念があります。どんな生物も強いから、大きいから生き残るわけではなく、環境に適応できた種だけが進化して生き残っていくというもので、これは企業などの組織や個人にも同様のことが言えます。第72回で郭潔蓉先生が企業を取り巻く外部環境を分析する「PEST分析」をご紹介されましたが、今回はその中でもTechnology(技術)の発展による環境変化とモチベーションの学びについて考えてみたいと思います。

 

 18世紀にイギリスで蒸気機関による動力が実用化され、繊維などの産業が発展したのが、第1次産業革命で、20世紀になって、アメリカで自動車産業に代表される大量生産は多くの標準化された製品を低コストで生産し、大衆にも工業製品が行き渡ったのが第2次産業革命です。20世紀後半からはコンピュータ、通信といった情報技術が産業をけん引してきました。現在ではネットが繋がるところであれば、世界中ただでテレビ電話ができる世の中になりました。

 そして、今、第4次産業革命の時代に入りつつあります。この中心技術は人工知能(AI)です。現在、情報技術だけでなく様々な分野からAIの研究がなされていますが、AIの特徴は機械自らが学ぶ機械学習ができることです。さらに、今後、AI時代に影響を与える画期的な技術が開発、実用化されようとしています。それは、量子コンピュータです。現在のコンピュータの1憶倍とも100億倍とも言われている計算速度を持つものです。これは単にスピードが上がるということだけではなく、今はまだわかりませんが、予想もしない新たな仕組み、かつてはSFの世界のことが現実になる社会が生まれるということを意味します。

 高校生のみなさんが社会の第一線で活躍する10数年後には現在の職業の半分はなくなると言われています。残りの半分も大きくその内容が変化していくでしょう。すでにいくつかの職場ではその兆しが見えています。ぜひ「AI先生」で検索してみてください。身近な塾の先生の仕事、役割が変わってきているというのがわかると思います。一方で、今はあまり知られていない新しい職業も出てきます。それを踏まえて今後、様々な知識を深めていけばみなさんの将来は明るいものとなるでしょう。

 

 東京未来大学モチベーション行動科学部には大手人材系企業のAI研究所やAIを使ったマーケティングデータ解析の企業で活躍している卒業生もいます。モチベーション理論やマーケティングなどを学び、第4次産業革命の中で活躍する人材が続々と生まれています。

 

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篠崎 雅春(Masaharu Shinozaki)

プロフィール

専門:マーケティング
略歴:慶應義塾大学法学部、慶應義塾大学大学院経営管理研究科卒業。凸版印刷消費行動研究室、たくぎん総合研究所経営コンサルティング部、道都大学経営学部をへて、2012年より現職。