とにかくカラダを動かすことを心がけましょう!

2021年1月8日 投稿者:真家 英俊

新年あけましておめでとうございます。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 昨年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な蔓延によって社会が大混乱となり、さまざまな制限を強いられる1年でした。身近な生活においても、外出自粛が要請され、遊びに行くことも、仕事に行くことも、学校に行くことさえもできない日々がありました。そのような自粛生活の中、身体を動かす機会がすっかり減ってしまい、「コロナ太り」なんて言葉も生まれ…。あるデータによると、日常生活での歩数は、世界中で7〜38%程度減少(2019年比)しており、日本でも約10%減少しているようです。

 もちろん、最優先すべきはCOVID-19の拡大を防止することですが、「新しい生活様式」の定着にともなって、身体“不”活動も当たり前になってしまうことは懸念されるところです。「幼児期運動指針(文部科学省)」は、「毎日合計60分以上、楽しく体を動かすこと」を幼児期における身体活動量の目標として奨励しています。また、世界保健機構は5歳〜17歳の身体活動量推奨値として「1日60分以上」、「アクティブガイド(厚生労働省)」では18歳〜64歳の目標として「1日60分、元気に身体を動かすこと」を推奨しています。

 ここでポイントとなるのは、いずれも「60分の身体活動」を目標としているということ、運動ではなく「身体活動」という点です。身体活動とは、まさに「身体を動かすこと」であり、安静にしている状態よりも多くのエネルギーを消費するすべての動作を指します。階段の昇り降りも部屋の掃除も「身体活動」です。収束の見通しが立たない自粛生活の中でも、家の中でじっと動かないまま過ごすのではなく、生活の中で身体を動かし、活動的に過ごすことを心がけましょう!

 最後になりましたが、医療従事者をはじめ、世界中でCOVID-19と闘う方々に心から敬意を表するとともに、深く感謝いたします。そして、少しでも早くこの危機を克服し、穏やかな日常が戻ることを祈って止みません。

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真家 英俊(MAIE Hidetoshi)

プロフィール

専門:運動生理学、スポーツバイオメカニクス
略歴:東京学芸大学大学院教育学研究科修了。体力医学研究所に所属後、三幸学園スポーツ系専門学校(東京/横浜)の教員を経て現職。